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クマゼミには負けへんぞー

クライミングライフ中心の日記

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敬老の日

秋という爽やかな季節の三連休のなかジムにおりますと、今頃クライマー各位は、あーでもないこーでもない、うひゃひゃひゃひゃ悪いやないかいと奇怪な笑みを浮かべながら岩を触っているのだと夢想してしまい、なにやら自分だけが取り残されたような、もどかしい気持ちがもぞもぞと毛虫ちゃんのように湧いてきてしまいます。
わたくしがサラリーマンとしてフェロモン出しまくって大阪の街を颯爽と闊歩し、あまりの爽やかぶりに行きかうOLのおねーちゃん方をこれでもかと魅了していた頃は休みが少ない、会社が悪い、社会が悪い、ついでにあれもこれも悪いと吹聴したものですが、立場が変わり細々とではありますが零細ジムなんかを経営しておりますと、あれ?また連休?え!来月もあんの!働けよ~日本人~と思わずノタマワっちゃったりしちゃうんですよ。
さてそんな素敵な三連休の最終日でございますが、この最終日がなんの日かと申しますと敬老の日でございます。
老いを敬うと書いて敬老。
今日の日本においてもこの精神が希薄になってきておるようですが、クライミング界においてはどうなんでしょうか。
若く、強く、将来を嘱望される若者がわっさわっさと戦国時代の武将の如く、我こそはー!なんて名乗りを上げております。
彼らの登りは凄まじく、異次元な動きで我々オールドクライマーの想像をあっさりと凌駕し、ただただ、へー。すごいねー。強いねー。とアホみたいな感想しか口からでてきません。
これからのクライミング界を牽引していく彼らに意見するきなぞ毛頭ありませんし、若さに対する妬みや一縷の憧れもないわけではありませんが、この先のことは考えますと、もう何年も週末毎に岩場に出かけ、目標の課題に打ち込み続ける、ある意味健全なクライマーに憧憬の念を抱いてしまいます。
自分が若者ではなく、若者ではないクライマーにカテゴライズされる年齢になってきたからこその気持ちなのでしょうが、この先10年、20年過ぎても彼らのように岩場で限界に対峙できれば、これこそがクライマー冥利に尽きると思います。
そこにはクライミング能力や実力がどうとか、実績がどうとかではなく、今この瞬間に自分の限界に挑み続けているという姿勢に敬意を払うものであり、これからもそのような諸先輩方々から刺激をいただき、自分の挑戦への動機づけにできればと思います。
というわけでジムや岩場で会ったら、わたくしを敬う気持ちで接してねという、厚かましい老害丸出しの店長の独り言でした。
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モドカシサ

腰を痛め、自らの身体を思うように扱えないモドカシサも2年近くになります。
自分ではハイステップ正対のムーブをしようと思っても腰が壁の中に入るのを拒否したり、右手でクロスランジと分かっていても腰の回旋に恐怖を感じ、距離出すのを躊躇してしまったり。
「あれ?音量プラスを押してるのに全然大きくならんがな?むしろ小さくなってんちゃうの!というかBSのボタンなんか押してへんやろー!」
テレビのリモコンで例えるとこのようなモドカシサです。
ただテレビのリモコンであれば「こうしてやるー!」バンバン!とテーブルの角に叩きつければ、たまに「おー!すまんすまん。わしの仕事を忠実にコナスゼ!」と正気に戻る時もあるのですが、この場合腰をホールドにバンバン叩きつけても治るとは思えません。
試したことはありませんが。

自分より年上だったり、同年代のクライマーの方々は、ほぼほぼ皆さんどこかしら身体に違和感やらを持って、それでも日々研鑽し、岩場に通い続け、高みを目指しておられます。
そのような方を目の当たりにし、言葉を交わすと、怪我を言い訳とし、ジムでお菓子を頬張りながら「うーん。そこはキョンじゃないかな?知らんけど」と無責任なアドバイスを放言したり、バランスボールに覆いかぶさりストレッチ的なことをしてる風を装い実は確実に寝とるなどという怠惰な日々を過ごしている自分が恥ずかしくなります。もぐもぐ。

このまま引退し、ぬくぬくと印税生活に浸るというのもやぶさかではないと考える日もありましたが、そもそも出版物やCDなんかも出したことがないことに気が付いたので、しゃあなしで心を入れ替えてもう少し頑張ろうかと思っております。

簡単に頑張るなんて言ってしまいましたが、具体的には
①まず登る②ケアする③岩に通う④目標の課題に打ち込みまくる
この単純な、かつクライマーであるなら至極当たり前のことと真摯に向き合うことかと思います。
何度も何度も岩に通い登れないと挫けそうになりますが、④の目標課題に打ち込むというのは、わたくしのような凡庸な庶民クライマーが結果を出すための、当たり前のことでありますゆえ、今シーズンは「店長、どこそこの岩場に連れてってくれー!」と言われても「わしはやりたい課題があるから無理ー!」と自分優先で岩場に通うこととします。
皆さんもいいシーズンにしませうね。

もう放置しません

放置に放置し、コケまみれで自然にかえってしまったブログを久しぶりに更新してみよう思い立ちました。
今年の夏は雨が多く、結局暑かったのか、それほど暑くなかったのか、ようわからんうちに9月になってしまいまして、うーん、そろそろ岩でも行こうかなと思案しております。
まあ相変わらず腰の具合は波に揺られる海草の如くゆるゆるで、また岩の課題もこれを触りたいと、気持ちが高ぶるものがないのが現状ではありますから、ご近所ボルから始めるつもりです。

ところで長堀橋でも堺北花田でもヒグラシのお客さんでまだ岩で登ったことがないという方を、岩に連れっていってあげたいなーという思いで見ております。
ジムで完結するのもありですが、自分がそうであったように、やはり岩を登ってこそクライマーであり、そこで岩に触れて何かを感じて欲しいなーと。

クライマーとプロレスラーは生涯現役だ!と高野山の偉い坊さんが言ったとか言わなかったとか聞いたことがあります。
自分も岩に行きつづける。
岩を登りつづける。
そしてみなさんが岩に触れる機会を設け、実はクライミングってちょっとおもろいねんでと、お伝えできればいいと思います。

ひさしぶりに更新したら、文章の書き方もすっかり忘れてしまってますし、なに書いていいかよくわかりませんね。
まあこれからはまたちょくちょく日々のことも書いていきますので、お付き合いくださいませ。